|
■第三段■
子ブタにも 私の顔にも 見えるけど
親の欲目で 天使の寝顔
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
夜泣き、とまではいかなくても、夜頻繁に起きていた娘も、まとまって寝てくれるようになってきた。それもこれも、日本式に添い寝をするようになったからだ、と助言をくれた私の母は喜ぶだろう。
実際一度別の部屋へ移した娘のベビーベッドを、また私たちのベッドの横へ持って来てから、5ヶ月は費やしたように思う。しかも今回は、ベビーベッドの一辺をはずして、私たちのベッドと合体させるように並べた。
泣いては背中をトントンし、それでも泣き止まないときは抱っこする。それでも止まらなければ夫があやす。ああいつまで続く、こんな人生・・・と私が泣きたくなったものだ。それが不思議なことに、次第に治まってきた。
すぐ隣にいるから、私がベッドに入ると娘の寝顔がそこにある。思わずキスをして、起こしてしまったことも少なくない。鼻だけ私に似て、丸々子ブタのようになってきた娘だが、スウスウ吐息を立てて眠る姿は、私にとっては天使なのである。
美由里・プロフィール
愛媛県松山市生まれ。1998年ワーキングホリデーで初来豪。2003年学生として再来豪の際、今の夫に出会う。2006年5月、女の子を出産。ワーホリ時代から短歌、俳句を書き溜める。夢、恋、愛を経て、育児という新しいテーマに挑戦中。
|